ものづくりへの思い

 
トップ > ものづくりへの思い

目指すのは

「誠心誠意のものづくり」

高い意識を持ち、精度を極める。
  

 

確実な作業&チェックで信頼獲得
自信を持って送り出せる製品に

工場やオフィスビル、大型店舗、病院等では大電流・高電圧の電気が必要となるため、それをコントロールするための配電盤や制御盤が不可欠です。当社では、そうした産業用の高圧受配電盤、制御盤、発電機盤といった製品の設計・製作・試験を請け負っています。
設置場所や目的により製品の仕様は大きく異なるので、製作は100%オーダーメイド。ユーザーのご希望に合わせて緻密に設計、一本一本の電線づくりに始まり、基盤や部品の取り付け、複雑な配線まですべて手作業。出来上がった当社の製品は、取引先の大手メーカーを通じて全国各地、または海外などで活躍しています。

大容量の電気を受ける機械だけに、小さなミスが重大なトラブルを引き起こします。ネジの締め方がほんの少し甘いだけで発熱・発火し、大変危険な状態となる場合も。ですから、ネジ締め、圧着、はんだ付けなどの「重要基本作業」を確実に行うことが何よりも大事なのです。工場内では、誰が・いつ・どの部分を点検したかを必ずチェックシートに記入。精度の高い製品づくりで、取引先より厚い信頼を寄せていただいています。
モットーは「誠心誠意のものづくり」。そのときそのとき精いっぱいにやること。そして社員には、「私たちが作っているから、世の中の産業が動いているんだ」と、自分たちの仕事に"プライド"と"やりがい"を持ってもらいたいと考えています。

トラブルを振り返り、情報を共有
失敗を『繰り返さない』ことが大事

「作業長」を筆頭に3~5人のグループを構成、力を合わせて1つの設備を仕上げていきます。日々の「ホウレンソウ」、報告・連絡・相談が大切で、毎日行う朝礼で、作業の進捗状況、問題点、今後の予定などの情報を全員で共有。特に、作業長同士のミーティングは入念に行います。時には30分以上かかることも。
 一つの製品が出荷となった後は、作業工程で発生した問題点を振り返り、必ず話し合いを行います。トラブルはなぜ起こったのか、次はどうすればいいのかをみんなで一緒に考えるのです。これを「なぜなぜ分析」といっています。重要な問題の場合は、「仕事を中断してでもやれ」と指導しています。同じ失敗を繰り返していては意味がないですから。
ものづくりは、そういう姿勢がなければ仕事を頂くことはできません。全くの受け身で注文どおり仕事を行うのは楽ですが、「やはり平木がいい」とお客さまに言っていただくためには、長年のキャリアを生かし、「この部分は、このように設計したほうが良くなりますよ」と積極的に提案していく姿勢も必要でしょう。

 

 

社員に期待するのは『積極性』
疑問を持ち、自ら解決に動け!

当社の業務に、特に資格は必要ありません。社員のほとんどが未経験から始めており、現場での製品組立を通して少しずつ作業を覚えています。
 資格よりも持っていてほしいのは、「積極性」です。例えばA・B・Cと3つの機器が並んでいた場合、「なぜこの順序で並んでいるのか」を考える人になってほしい。そして、疑問に思ったことを積極的に先輩社員に尋ねてほしい。そういうことの積み重ねがその人の成長につながり、技術の習得を早くするのです。若手からの質問はベテラン社員のプレッシャーにもなります。お互い「現状に満足していてはいけない」という気持ちになると思うんです。指示されるままに行うのはただの「作業」、「なぜか」と考えてやるのが「仕事」ではないでしょうか。
 私自身も経営者として今に満足することなく、拡大できる部分は拡大していきたいと考えています。様々な社会状況の変化から、近年、常用・非常用発電機盤の需要が増えており、ありがたいことにたくさんのご注文を頂いています。それに伴い、自社工場のキャパいっぱいまで人員を増やしたところです。
現在の状態がいつまで続くかは分かりませんが、基本姿勢は変わることはありません。技術を磨き、知識と経験と発想力を発揮して、心を尽くした製品づくりにこれからも努めていきたいと思います。